~放置すると退去時に思わぬ費用が発生することも~
梅雨の時期、湿気がこもりやすいお部屋で心配になるのが「カビ」。
実はこのカビ、放っておくと健康被害やニオイの原因になるだけでなく、退去時にクロスや床の張替え費用を請求されるケースもあるのです。
特に賃貸物件では「原状回復義務」があるため、入居者の管理不足が原因とみなされると費用の負担は避けられません。
今回は、初めての一人暮らしの方にもわかりやすく、すぐに取り入れられる賃貸向けカビ対策と収納アイデアを10個ご紹介します。

■ 1. 換気は「毎日」の習慣に。空気の流れがカビ対策の基本
梅雨時期は湿気がこもりやすく、空気が滞留するとカビが発生しやすくなります。
特に浴室やキッチン、クローゼットなどの密閉空間は、湿気が溜まりがちです。
朝晩の換気や、24時間換気扇を回すなどして、日常的に空気の流れを意識しましょう。
■ 2. 家具と壁の間には「5cm以上」の空間を
壁にぴったりと付けて配置された家具の裏側は、湿気が逃げずにカビが発生しやすくなります。
とくにベッドやタンス、本棚などの大きな家具は、通気性が悪く注意が必要です。
最低でも5cm以上の隙間を空けて、空気が通る道を作ることで結露・カビを防げます。
■ 3. ベッド下は「すのこ+除湿シート」で湿気対策を
ベッドの下は空気が通りにくく、特に床に直置きタイプのマットレスは要注意です。
湿気がこもると、マットレスや床にカビが発生しやすくなり、退去時にトラブルになることも。
すのこを敷いて空間を作り、その上に除湿シートを敷くだけでも効果は大きく違います。
■ 4. クローゼット内には「除湿剤」と「すのこ収納」を活用
クローゼットの中は通気が悪く、服や布団が湿気を吸ってカビやニオイの原因になります。
市販の炭タイプやシリカゲルの除湿剤を設置し、定期的に交換することがポイントです。
床にすのこを敷いて空間をつくることで、湿気がこもりにくくなり通気性もアップします。
■ 5. 部屋干しする日は「除湿」と「風通し」を徹底する
梅雨の季節は外に干せず、やむを得ず部屋干しする日も増えてきます。
その際は、除湿機やサーキュレーターを併用して短時間で乾かす工夫が必要です。
窓を少し開ける、扇風機で風を当てるなど、湿気を部屋にこもらせない対策を取りましょう。
■ 6. 浴室のカビ対策は「冷水&水滴除去」が効果的
お風呂のあと、そのままにしておくと浴室内は高温多湿状態が続きます。
湯気の熱を冷ますために、最後に冷水をかけて温度を下げ、水滴をタオルやワイパーで拭くことが効果的です。
毎日の少しの手間で、浴室のカビの発生を大きく防ぐことができます。
■ 7. シンク下収納は「ぎっしり詰め込まない」が正解
シンク下は配管からの湿気がこもりやすく、カビやサビが発生しやすい場所です。
収納スペースだからといって物をぎっしり詰め込んでしまうと、風通しが悪くなり逆効果です。
通気性のあるバスケット収納やスチールラックを使って、余白を持たせて整理しましょう。
■ 8. 窓の結露は「こまめに拭き取り+断熱シート」で防止
冬場だけでなく、梅雨時期にも朝方に結露が発生することがあります。
水滴をそのままにしておくと、カーテンや窓枠にカビが広がる原因になります。
吸水シートや結露防止フィルムを貼ることで、日々のメンテナンスもラクになります。
■ 9. 床に物を直置きしないだけで、湿気対策になる
フローリングに段ボールや布製の収納袋を直接置くと、湿気を吸ってカビやニオイの元になります。
特に北向きや1階の部屋では、床からの湿気が多くなりがちです。
スチールラックや台の上に置くなど、床との間に空間を作るのがベストです。
■ 10. 月に一度は「カビチェック&掃除」の習慣を
見えない場所に発生するカビは、気づいたときには広がっていることもあります。
月に一度でいいので、家具の裏やクローゼットの奥、窓のサッシなどをチェックしましょう。
掃除機+除菌スプレーの簡単ケアでも、清潔な状態をキープできます。
■ まとめ:梅雨こそ、賃貸物件の「管理力」が問われる季節
「自分の部屋じゃないから…」と油断していると、退去時に壁紙や床のカビ除去・張替えで高額請求されることもあります。
一人暮らしを快適に、そして安心して続けていくためにも、今できるカビ対策を今日から始めましょう。
暮らしのちょっとした工夫が、あなたの住まいとお財布を守ってくれます。
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